もはやギャルじゃない?ギャル曽根 (C)朝日新聞社
もはやギャルじゃない?ギャル曽根 (C)朝日新聞社
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食べ方の美しさにも定評があるギャル曽根 (C)朝日新聞社
食べ方の美しさにも定評があるギャル曽根 (C)朝日新聞社

 芸歴15年。ギャル曽根のことである。これだけ長期にわたって安定した活躍を続けている芸能人は、そうそういない。

【写真】これが“大食い女王”ギャル曽根の食べっぷりだ!

 最近では「『有吉ゼミ』の人気で民放のバラエティ番組に“激辛ブーム”が到来 今後を心配する声も」(デイリー新潮)という記事に、彼女の写真がメインで使われていた。激辛チャレンジ企画の流行に焦点を当てた内容だが、いまだに大食いといえば彼女というテレビ界の状況もとりあげられている。

 また、昨年11月には「ギャル曽根が“大食い対決”でまたズル行為『独自ルールは卑怯』『許せない』」(まいじつ)という記事が出た。どんな「ズル」かというと、ラーメンのスープが濃厚すぎたため、替え玉を追加して中和させ食べきったというものだ。大食いにしかできない「ズル(?)」である。

 とまあ、15年たっても注目を浴び続ける彼女。それはやはり、あの異能によるところが大だ。なぜあれほど食べられて、かつ、そんなに太らないのか。この謎については、ブレイク当初から何度も検証されてきた。

■便通は1日6回各15分

 08年に出版された『ギャル曽根の大食いHappy道~食べても食べても太らない~』でも、病院での検査が行なわれ、空腹時と食後の胃の画像が比較されている。そこには、通常だと一般女性より小さいくらいの胃なのに、いざ食べると4倍レベルにふくらむことが実証され、専門医によるこんなコメントが。

「こんなに大きく膨らむ胃袋は見たことがありませんっ!(略)伸縮性の非常に高い、高機能の胃袋。体質的なもので、遺伝なのでしょう」

 また「褐色脂肪細胞の活動が活発」「ビフィズス菌が多くて、腸のぜん動活動が活発」という結果も紹介されている。そのため、エネルギーを消費しやすく、便通も1日6回各15分。本人が「全然エコじゃない」と嘆くほどだ。

 もっとも、こうした謎の解明については以前ほど関心は高くないのではないか。何度も検証されたり、見る側も慣れてきたりして、世間の感覚も彼女はそういうものなんだというように変わってきた気がする。それよりはむしろ、もうひとつの謎について考えてみたいのである。

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