もう一つ、現地で面白い出会いもありました。「よしもと住みます芸人」のアジア版で、台湾に5年前から住んでいる漫才ボンボンというコンビに会ったんですが、彼らの生き方も面白かった。オリエンタルラジオと同期で、2人とも台湾が好きで、自ら手を上げて現地に住んだそうですが、全く言葉がしゃべれなかった太田(拓郎)君も中国語で漫才ができるぐらいまで上達していて、漫才文化のない台湾に根付かせようと頑張っていましたね。

 日本人の感覚だと、台湾で売れた人やものが中国で流行ると考えがちですが、いろいろな人に聞くと、それは一昔前までのことなんだそうです。最近では、台湾で人気のYouTuberが大陸進出しても、現地でリスペクトされなかったケースもあったとか。その裏には、中国の経済成長やITの発展があり、かつては都会的なイメージがあった台湾は「地方の田舎」に変わっていっているようなんです。そういうところにも、経済の影響がありました。

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