■学生時代はまったくモテず?

 こうした性格に加えて、川口は子供の頃は可愛いというよりも面白い人間だったようだ。

「以前、バラエティ番組で小学校の同級生が明かしていたのですが、当時の川口は、お笑いコンビ・FUJIWARAの原西孝幸を真似して変な動きばかりしていたとか。当然、異性には全くモテなかったそうで、数々のユニークな行動は今に始まったわけではないのかもしれません。現在の好感度の高さは『沢尻の代役を引き受けた』ところが大きく、正直、話題先行の感が否めませんが、外見と中身のギャップは魅力です。それがよりお茶の間に伝われば、本当の熱いファンが増えると思います」(同)

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、彼女の女優としての将来性についてこう分析する。

「新年に放送され話題を呼んだ木村拓哉主演のスペシャルドラマ『教場』では、自らの美しさに自信過剰な生徒役を演じ、とても印象的でした。しかしながら、彼女にとってゴールデン枠の連続ドラマ初主演となった2013年放送の『夫のカノジョ』は視聴率3%台を連発、1話短縮して打ち切られるという非常に残念な結果に終わった苦い過去があります。今回の大河ドラマ出演は直接的に関係ないですが、今回の代役出演については彼女なりに心に期するものがあるのではないでしょうか。いずれにせよ、またとないチャンスであることは間違いありません。世間の関心は明らかに高いですし、初登場シーンはドラマや映画関係者を含め、きっと多くの人たちから注目を集めるでしょう」

 プレッシャーはあると思うが、大河での演技には期待したい。重圧をものともせず、ぜひともここで強烈な印象を残し、女優として大きく羽ばたいてほしいものだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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