●J.J.エイブラムス/1966年生まれ。アメリカのニューヨーク州出身。ハリソン・フォード主演の「心の旅」(91年)や、98年に大ヒットした「アルマゲドン」で脚本を担当。トム・クルーズ主演の「M:i:III」(06年)で映画監督デビューした。スターウォーズシリーズでは、監督に起用された「フォースの覚醒」(15年)が世界歴代興行収入第三位を記録した(撮影/植田真紗美)
●J.J.エイブラムス/1966年生まれ。アメリカのニューヨーク州出身。ハリソン・フォード主演の「心の旅」(91年)や、98年に大ヒットした「アルマゲドン」で脚本を担当。トム・クルーズ主演の「M:i:III」(06年)で映画監督デビューした。スターウォーズシリーズでは、監督に起用された「フォースの覚醒」(15年)が世界歴代興行収入第三位を記録した(撮影/植田真紗美)
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「これだけ多くのファンに愛されている作品に関われたことは幸せなことです」とJ.J.エイブラムス氏(撮影/植田真紗美)
「これだけ多くのファンに愛されている作品に関われたことは幸せなことです」とJ.J.エイブラムス氏(撮影/植田真紗美)

 映画「スター・ウォーズ」シリーズの最新作「スカイウォーカーの夜明け」が12月20日から、日本で公開されている。2017年公開の前作「最後のジェダイ」から2年ぶりの続編だ。1977年公開の「新たなる希望」から始まったシリーズは、エピソード9にあたる今作で42年の歴史に幕を下ろす。

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 2015年公開のエピソード7「フォースの覚醒」に続き、シリーズ2回目の監督を務めたJ.J.エイブラムス氏(53)。公開を前にインタビューに応じてくれた。C-3PO役の「アンソニー・ダニエルズ氏インタビュー」に続きお届けする。

――シリーズの完結編の監督を務めるに至った経緯を教えてください。

エイブラムス(以下、省略):実は、エピソード7(フォースの覚醒)をやっているとき、すでに脚本家のローレンス・カスダンと今回のエピソード9(スカイウォーカーの夜明け)の話をしていたんです。7・8(最後のジェダイ)・9の監督を私が全部やるというのは無理だろうということで、エピソード8の監督にライアン・ジョンソンが指名されたわけです。

 ライアンが監督を務めた「最後のジェダイ」は、予測を裏切る部分がたくさんありました。驚きやショックもありましたが、面白いとも思いました。この流れをいい形でつなげて、どう物語を終わらせるべきか。それもただの3部作ではありません。3部作×3のシリーズ9本の物語を終わらせるわけですから、恐怖感はものすごくありました。でも、それ以上にやりがいを感じました。

――今作では過去のエピソードから引き継いでいるものや、アイディアはありますか?

 どんなストーリーにするべきか、制作を前に過去のシリーズを全て見直して、ディスカッションを重ねました。もちろん過去の作品には、面白い要素やアイディアがたくさんありました。スター・ウォーズのすばらしいところは、ファンがそれぞれの世代ごとに「自分の時代の3部作」をもっているということ。どの作品にもスター・ウォーズのDNAが含まれていて、それらが9作品そろってこそパワーがあるのだと思います。

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