タレント・明石家さんまが10日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(関西ローカル)で、闇営業問題で吉本興業を契約解消となった雨上がり決死隊の宮迫博之について「(宮迫を)預かることになりそう」と語った。
闇営業問題から始まり、途中からは吉本の組織としての在り様が問われる展開へと中身が変化していったが、先月の宮迫の会見以降、あらゆる関係者から一貫して聞いていたのは以下の二つだった。
(1)宮迫が吉本に戻ることはない。
(2)さんまのバックアップを受けながら個人として芸能活動を続ける。
結果、着々とその方向に話が進んでいることが明かされた形となったが、その中で、今、宮迫が何を考えているのか。その思いがこちらに入ってきた。
宮迫が“一番の子分”としてかわいがってきたタレント・たむらけんじから、僕の携帯電話に着信があった。数日前のことだった。たむらとは20年近く前から個人的に公私ともに付き合いがあり、今回のことでもいろいろと話をしてきた。
そのたむらが電話で「『たむらけんじを介して、宮迫さんに話を聞いた』という前置きも含めてそのまま言ってもらっていいので、今、宮迫さんが思っていることをそのまま伝えておく」と宮迫の思いを聞いた。内容は以下のようなものだった。
少し前から自分が全国各地でボランティアをしている情報が世の中に出て、それに対して、いろいろな声が出ている。その流れは承知している。
今の自分がやるボランティアというのは非常に繊細な部分も抱えているし、あざといとか、計算とか、パフォーマンスという意見が出るのも当然のこと。それもよく分かる。
ただ、自分がボランティアをしている話が世の中に出て、プラスの感情にしろ、マイナスの感情にしろ、こちらに関心を持ってもらうということは、結果、詐欺被害を抑えること、啓発活動につながると考えている。なので、自分の評判云々ではなく、とにかく知ってもらう入口になるのであれば、それはそれで自分がやる意味があることだと思っている。