──そのような活動を皆でするというのは吉本興業も把握している?
宮迫:それは口頭で言ったので、はい。
──だとしたら、なぜそれを早く世間に伝えなかったのか?
宮迫:そこは僕らが把握できることではないので、わかりかねます。すみません。
──今後は社会貢献をしたいと?
宮迫:何ができるかは二人で考えてやっていきたいと思います。
■「笑顔を守れるように努力したい」
──保身のためにウソを付いてしまったと。いま、あの時に戻れるとしたら、その時の自分にかける言葉は?
宮迫:いま、この状態にしてしまったことを認識している「いまの自分」であるなら、「あの時の自分」を殴っていると思います。殴ってでも本当のことを言わせていると思います。
亮:僕は二度とこのような思いをしたくないと強く思っているので、人間的に強くなっている自分がいると想像するなら、宮迫さんに「本当のことを言いましょう」ともっと早い段階で言えていたと思います。
──「あの時」は自分を守るためだった。いま、守りたいものは?
宮迫:もちろん家族というのは当然なんですが、自分で、自分の能力で、自分の能力の中で頑張ってできることで、つらい気持ちの人を笑わせてあげることができるのであれば、僕のせいで不快になって、僕を見て笑えなくなっている人たちに償えるのであれば、その人たちの笑顔を守れるように努力したいと思います。
亮:素直にお笑いを見て笑っていた方々が、僕たちのせいで他の芸人さんを見ても笑いにくい状況になっているのかもしれない。それはどうにか真面目に何かすることで、取り戻したいと思っています。
(AERA dot.取材班)