──岡本社長がある意味、みなさんの正直な告白を止めた、隠ぺいしようとしたという理解でよいか?
宮迫:「静観」という言葉しか使われていないので。そこを言い換えるのは語弊があるような気がします。すみません。
──吉本興業との説明にいくつかズレがある。吉本興業の説明に虚偽があるということでよいか?
宮迫:僕たちはすべてのものを目にしていませんので、吉本興業がどういうことを言っているのかは正直、すべてを把握していないのでわからないところではあります。
──今後、弁護士を通して吉本興業と話をするということはあるのか?
宮迫:現状は、一度解消させていただいた時と同じ弁護士さんに頼んでいるので、もしそういう話になれば頼むことになると思います。
──入江さんは「エステ会社だと思った」と話していた。2人もそう聞いていた?
宮迫:そうですね。記憶のすりあわせで入江とはほぼ会えない状況でしたが、一度だけ会社に呼んでもらって、全員で思い出せるだけ思い出す会を自分たちだけで設けました。思い出した時にそれは確認は取れていたので。飲んでいるときに、雑誌の名前は言えないですけど「某ビジネス雑誌にも登場している」と聞いていたので、大丈夫かなとなったんだと思います。
──某雑誌には「エステ会社社長」ということで、今回逮捕された人と同一人物の人がいたということ?
宮迫:そう聞いています。
■「2人でできることを模索したい」
──しばらくは謹慎の日々を過ごすのでしょうか?
宮迫:本当のところを言いますと、謝罪会見をやらせてもらったのちに、この件に関わった皆で啓蒙活動として、詐欺被害に遭われるかもしれない方々に、特にお年寄りの方々に赴いて、自分たちなりにわかりやすく、「こういう事例があります」というのを、やはりお笑い芸人なので劇のようにやろうということを、何度か皆で会ってある程度の形はつくりました。ですが、現状僕は契約解消されていますので、今のメンバーでその活動ができるかというと無理だと思います。ただ僕たちが外に出たからといって、(吉本が)そこを反故にするのはやめていただきたい。僕たち2人ではできませんが、残りのメンバーで十分できると思います。僕らは2人で何かできることを模索したいです。