謝罪会見での宮迫(撮影/西岡千史)
謝罪会見での宮迫(撮影/西岡千史)
この記事の写真をすべて見る
謝罪会見でのロンブー亮(撮影/西岡千史)
謝罪会見でのロンブー亮(撮影/西岡千史)

 一連の“闇営業”問題で、反社会的勢力とのつながりを報じられた雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮がそろって、7月20日午後3時から都内で急遽会見を開いた。

【画像】闇営業騒動で需要が高まる「ホワイト芸人」たちの名前

(1)に引き続き、会見の一問一答を掲載する。

*  *  *

――宮迫さん自身は引退を申し出たとの報道もあるが?

宮迫:引退を覚悟して謝罪会見をしたいという意向は会社の方には伝えたことはございます。その引退してでも記者会見をしたいという経緯をお話しすると、非常に長くなってしまいますがよろしいでしょうか。

 まず最初に、僕がフライデーの直撃を受け、「反社会的勢力のパーティーに参加しましたか?そこで出演者全員100万円ずつギャラを受け取りましたか?」と聞かれました。そのとき僕は5年ほど前のことでしたので全く記憶がなく、写真を見せられ、自分がいることを確認し、行ったんだということを分かったうえでも、はっきりとは思い出せませんでした。そのとき僕が記者に言ったのは、「全員が100万円もらえるようなそんな営業あるわけないよ、そんなもろうてへんよ全員なんて。それに反社会的勢力なんか知り合いにおるわけない。なんなのこの記事は」と。そのとき僕は、そんな記事は掲載されるはずがないと高をくくっていたので、「分からないから会社に言ってくれ」とその場を離れました。マンションの自分の家に着く前に、「入江からの紹介」という文言を聞いていたので、入江くんに電話をかけました。最初入江くんに言っても、最初は思い出せなかったんですけど、こんなメンバーが写っていたというのを伝えると思い出したようで。

■「こんな記事載るわけない」

宮迫:僕はそのとき、入江くんが反社会的勢力とつながっていたかどうか、被害者の方々から奪い取った金を受け取ってしまっていたというとんでもない過ちを考えもせず、「付き合いがどうなのか」だけを確認しました。「そんなのはないです」と。「絶対やな?」と。その時の僕は「じゃあこんな記事載るわけない」と。じゃあ大丈夫やと電話を切り、その次の日にもう一度入江くんから電話があり「お金のこと言わなくていいですか?」と。当時の写真に写っているメンバーをみて「お車代程度やろ?じゃあ大丈夫や。俺はもらったのか?」「もらってます」。

 でもそのあと、年末にいつも忘年会を開いていたので「そんなん俺、受け取っても、そこの金、これで払っといてくれってお前に言うたよな?」と。そこの部分だけはなんとなく覚えていたので。「そうです」と入江くんに言われて。本当に身勝手な自分の解釈で、じゃあ自分はギャラはもらっていないんじゃないかと。その他の人はお車代程度だろうと思い込み、「もらっていないでいいん違うか?」と入江くんに言ってしまいました。そして他のメンバーにも「もらっていないということで言うといてくれ」と入江くんに指示を出しました。会社にもそう言ってくれと指示を出しました。

次のページ
「なぜこんなことで解雇になるんだ」