ただ、「ありのままでいい」に甘えてはいけないとも思います。ダメな自分が変わる可能性を、容易に諦めてはいけないと思うのですが、それと同時に、「自然体」「楽」「ありのまま」というのも、なかなかに代えのきかないことだよなぁ、と思ったりもします。

 だからお子さま諸君よ、信じておくれ。お子さまが「AERA dot.」を読むことはあまりないかもしれんが信じてくれ。前にやったな、このくだり。とにかく、ほとんどの50歳はしっかりしてると思うが、中には、こんな50歳もいるのだよ。本当に、わりかし君らと同じだったりするのだよ。だから遠慮せず、この50歳児と戯れようや。わははははは。ごめんなさい。(文/佐藤二朗)

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