長澤まさみ(31)もモノを長く大事にしていくタイプ。思い入れのあるTシャツは捨てられず、むしろ経年変化で服がボロボロになっていく様子が可愛いと思っているという(『FASHIONSNAP.COM』2017年10月2日)。
■芸能人にとってゲン担ぎの意味もあった!?
「車の手入れが凄くきめ細かいイケメン俳優もいますよ」と言うのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。
「窪田正孝です。元々、整備士を目指していたほど車やバイクが好きで、車を『移動車』ではなく『生きモノ』として見ていると情報番組で明かしていました。1度乗ったら拭くのは当たり前。化粧水を肌に付けるようにワックスを塗り、洗車に6時間かけることもあるそうです。また、車に『今日も元気か』『美人だねぇ』と話しかけ、車から『洗ってくれてありがとう』と返答されたような感じで、意思疎通ができているそうです。持ちモノを大切に扱う姿勢は、周りの人間への対応にも表れてきますよね。モノを大切にするように思いやりを持って人と接することで、良い人間関係を築ける。そんな側面も今の成功に繋がっていると思いますよ」
TVウォッチャーの中村裕一氏は、彼らのモノに対する想いの強さについてこう分析する。
「俳優の世界は人並み外れた個性と表現力が要求されますから、モノに対するこだわりが人一倍強いのも大いに頷けます。 小さい頃に使っていたモノを今でもずっと大切にしていたり、気に入った同じモノばかり買い続けたりする人もきっと多いでしょう。また、移り変わりの激しい環境にあって、モノを大事にすることで流されることなく自分を守りたいという、ゲン担ぎの要素も多少なりともあるかもしれません。私たち一般人だって大事にしているモノや思い入れの深いモノの1つや2つ、探せば絶対にあるはず。彼らの愛情の深さは多少、変わって見えるかもしれませんが、健全かつ安定した精神状態を維持するためには必要なのではないでしょうか」
身の回りにモノが溢れている昨今、捨てることに慣れてしまった人も多いだろう。モノを大切にする芸能人たちの姿を見て、改めてモノに対する扱いを見直すのもいいかもしれない。(ライター・丸山ひろし)
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