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42歳で電撃結婚、翌年には高齢出産。激動2年を経た女優・水野美紀さんが、“母性”ホルモンに振り回され、育児に奮闘する日々を開けっぴろげにつづった連載「余力ゼロで生きてます」。今回はワンオペの休日をいかに効率よく、充実させて過ごすかについて。
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子育て連載第35回は、あるワンオペの休日の過ごし方。
今日は夫が仕事で留守のため、チビと2人で過ごす日曜日。
いつも7時過ぎに起きるチビが、今日は6時に目を覚まして体当たりしてきたので、早目に寝室を出て、リビングへ。
窓の外は雪がちらついている。めちゃくちゃ寒い!
キッチンで、朝食を用意した。
朝の定番は、バナナとトースト。卵焼き。
自分用にはコーヒーを淹れる。
キッチンには美味しい食べ物やおやつがしまってありママがご飯を用意する場所であると、チビは認識している。
私がキッチンに立つと足にまとわりつき、「かっこ、かっこ」と抱っこしてフライパンの中を覗かせて、とせがむ。
「ちょっとまっててね」と準備を急ぐ私の脇で、チビは手の届く範囲の棚や引き出しを開けようと試みる。
そして冷凍庫のブルーベリーをねだるのも忘れない。
最近、「ポイ」を覚えてくれて、ティッシュなどを渡して「ポイしてきてー」と言うと、トコトコとゴミ箱まで歩いて「ポイ!」と捨てる。
おもちゃを散らかした後で、「これ戻してー」と言うとおもちゃ箱に戻してくれる。
アンパンマンのぬいぐるみに「ねんねー」と言いながらタオルをかけたり、歯ブラシを咥えて「いー!」と口を横に開いて前歯を磨こうと頑張ったり、一人で靴を履いてみたり(だいたい左右逆)。毎日毎日、大人たちのしている事を観察して、すごい勢いで吸収しているんだなあと思う。
そんなおチビと今日はどこに出かけようか。
真冬のおでかけはちょっと悩む。
風邪が怖いから人混みは避けたいし、外で遊ばせるには、雪のチラつくこんな日は寒すぎる。