だがこんなこともあろうかと、私はこの日、助っ人を呼んでいた。
姪っ子たちの予定を確認して、うちに招いていたのである。
「チビと、ちびのお友達と、遊んでやってくれる?」
「いいよー」
6歳と7歳になったばかりの姪っ子2人が、自転車を漕いで我が家に到着した。
そしてリビングには4人の子供たち、7歳6歳2歳1歳が、解き放たれた。
早速、7歳の長女がチビを抱っこ。おもちゃ箱まで連れて行って、おもちゃを引っ張り出して一緒に遊び始める。
6歳次女は、私がこの日のために用意した小さなプラスチックの滑り台で、
「短いーー(笑笑)」
と言いながら遊び始め、2歳のお兄ちゃんもそこに加わる。
なんと素晴らしい戦力。
ママ友Aさんがポツリと言った。
「1歳、2歳って、まだ野性の動物に近いけど、6歳、7歳はもう、人ですね……」
確かに。
まだ前頭葉が発達していないチビちゃんたちは本能で動いている。
理屈なんて通用しない。
「仔犬かww」とつっこみたくなる場面も多々ある。
が、お姉ちゃん2人はもう会話が成り立つ一個人。
お姉ちゃんの責任感で下の子を面倒見てくれている。