<セ・リーグ>
●広島
白浜裕太(捕手・高卒16年目)
岩本貴裕(外野手・大卒11年目)
高橋大樹(外野手・高卒7年目)
●ヤクルト
田川賢吾(投手・高卒7年目)
岩橋慶侍(投手・大卒6年目)
●巨人
高木京介(投手・大卒8年目)
田中貴也(捕手・大卒5年目)
和田恋(外野手・高卒6年目)
●DeNA
飛雄馬(内野手・社会人出身8年目)
●中日
鈴木翔太(投手・高卒6年目)
阿知羅拓馬(投手・社会人出身6年目)
桂依央利(捕手・大卒6年目)
加藤匠馬(捕手・大卒5年目)
三ツ俣大樹(内野手・高卒9年目)
溝脇隼人(内野手・高卒7年目)
近藤弘基(外野手・大卒5年目)
友永翔太(外野手・社会人出身5年目)
井領雅貴(外野手・社会人出身5年目)
遠藤一星(外野手・社会人出身5年目)
●阪神
歳内宏明(投手・高卒8年目)
守屋功輝(投手・社会人出身5年目)
横山雄哉(投手・社会人出身5年目・育成契約)
小宮山慎二(捕手・高卒16年目)
荒木郁也(内野手・大卒9年目)
候補となった選手をみると、捕手の数が圧倒的に多くなる。ひとつしかレギュラーのポジションがないうえ、選手の育成に時間がかかることがよく分かる結果と言えるだろう。10年以上在籍しているようなベテランで二軍暮らしが長い場合はわざわざ獲得しようという球団はないかもしれないが、市川友也(巨人→日本ハム→ソフトバンク)のように、移籍後に一軍戦力となるケースが出てくることも可能性はある。
これらの顔ぶれの中で圧倒的に将来性を感じるのが和田恋(巨人)だ。プロ入り5年目の昨シーズン、二軍で打率.296(イースタン・リーグ2位)18本塁打、87打点(同1位)と見事な成績を残し、一軍でも初ヒットを放った。力感に溢れながらも無駄な動きのないバッティングは、昨年大ブレイクした後輩の岡本和真とも重なる。しかし、広島に移籍した長野久義が抜けたとはいえ、大型補強を繰り返すチームではチャンスは限られている。右打ちの外野手が不足しているヤクルトや日本ハムなどは、是非ともほしい選手と言えるのではないか。