自分の子供に対しても、しつけとはいえ、リスペクトなく高圧的に言うことを聞かせようとしていたら、先生や他の親から白い目で見られ、度が過ぎると通報されるかもしれません。
そう思うと、日本ほどリスペクトのなさに寛容な世界はないと思います。はっきり言ってしまえば、年長のおっさんが威張りすぎなのです。それが放置されすぎています。これは自戒の念を込めて言っていることで、もちろん私のことも含まれています。
日本でもパワハラやセクハラがいろんな業界で厳しく取り締まられるようになりました。SNSやスマートフォンの性能の向上で、そうした行動が一気に拡散し、ある意味海外以上に問題視されるようになってきました。
これから、あらゆる職場に、さらに急速に多様な国籍や宗教を背景とする外国人が増えていきます。彼らにリスペクトのない対応を続けたらどうなるか。
今まで日本社会が経験しなかったような大問題にもなっていくでしょう。
私もたくさんの失敗をして、娘からも叱責され、ようやく常に相手にリスペクトを持つことを身につけ始めています。
何事も遅くはありません。ピリつきそうになったら「リスペクト、リスペクト、リスペクト」と唱えましょう。
子供からお年寄りまで、立場の異なる方、バックグラウンドの違う方は、必ず自分にない魅力や能力を持っておられます。
そこをしっかり認識して、あらゆる人に対してリスペクトを持つ。これで世の中は大きく変わっていきます。頑張りましょう。