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国民的アイドルグループ「嵐」が2020年末をもって活動休止することを発表した27日の記者会見。リーダーの大野智さんが2017年6月中旬ごろ「嵐としての活動をいったん終えたい。自由に生活をしてみたい」とメンバーに伝えたことをきっかけに、何度も話し合いを重ねてきたという大きな決断だった。お笑い芸人のカンニング竹山さんは「まあ見事な手綱さばきだった」と評する。その理由とは?
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昨年の安室奈美恵さんの引退に続き、活動休止を予告するという方法が定着していますが、予告ができるのは良いなと思いましたね。つまり、事件とか仲違いとかトラブルの結果じゃないということ。最近は純烈メンバーの引退会見やほかのアイドルグループの解散騒動、メンバーの脱退が続いていたので、よけいに美しい手綱さばきだと感じるのかもしれません。丁寧に会見をして、清々しい表情で対応したのも、プロだなあと思いました。
あと、会見でみんなジャケットにノーネクタイだったっていうのも良かった! 謝罪会見だったら当然スーツだけど、それだと堅苦しくなっちゃうし。話し合いましたっていう雰囲気が出ていましたよね。
休止まで2年というのは、ファンの人たちにも、テレビ局やスポンサーさんにもものすごく誠意のある対応だと思うんです。整理するには1年じゃダメ。広告は年単位で契約していたり、何年もお付き合いしてきたところもあるかもしれないし、5人それぞれ個人のCMや番組も持ってるじゃないですか。それを続けるかどうかという部分もケアしないといけないから、2年後というのはすごくちゃんと考えているなと思いましたね。
それだけじゃなく、『ビビット』で国分(太一)君も言っていたけど、表からは見えないスタッフの存在もあるんですよね。メイクさん、衣装さん、ダンス関係の人、歌をつくる人、コンサートの裏方の人とか、見えないスタッフを含めて1000人ぐらい動いていてもおかしくないと思う。僕でさえ、4人ぐらいいるんですから(笑)。