■YouTuberとして活動…劇団で演出も担当

「現在はお笑い芸人としてではなく、役者としての活動が中心となっています。正式に所属はしていないようですが、『劇団ノーティーボーイズ』を中心に活動し、12月からも都内で最新の公演も始まります。また、役者としてだけでなく公演のプロデュースや演出などを手がけることもあるようで、自身のツイッターでそうした活動を報告しています」(芸能事務所関係者)

 一方、YouTuberとしての活動も始まっているという。

「1年ほど前に『森脇TV』というアカウントを開設し、初回の動画は100万回再生を突破しています。その後は、往年の活動を彷彿とさせるヒッチハイクを続け、数十万回再生を記録していました。最近は更新頻度が落ちていて、再生回数も1万回~数千回と少ないようですが……。また『ぼくらの甲子園!ポケット』という携帯ゲームのPRで『電波少年』の伝説的プロデューサー土屋敏男氏や、お笑いコンビの元・朋友(パンヤオ)の伊藤高史など懐かしい人たちとも共演し、その様子を自身のチャンネルで配信していました。このPRの様子はウェブニュースとしても取り上げられていましたよ」(エンタメ雑誌の編集者)

 このように元芸人としての経験を活かし、地道な活動を続けている様子だが、お笑い評論家のラリー遠田氏の分析は少々、手厳しい。

「猿岩石がブレイクしたときにはアイドルのように扱われていたので、コンビとしては、芸人としての客観的な評価が難しいでした。『電波少年』のヒッチハイク企画の頃から、有吉さんにはのちの毒舌芸に通じるような性格の悪さや言葉遣いの汚さが個性として見受けられたが、森脇さんは良くも悪くも『普通の人』という感じで、個性を出せていなかった。復帰後の森脇さんに関して言えば、何度かバラエティー番組に出たあと、露出は続かなかった。厳しい言い方ですが、テレビを作る側にとって起用したくなる魅力が少なかったということでしょうか。今、テレビで活躍する芸人たちはみんな圧倒的にスキルが高く、森脇さんも『有吉の元相方』としてテレビに出ると、それなりのスキルが求められますからね。スキルを上げていかなければ、継続的な活躍は難しいのではないか」

 有吉が今の日本のバラエティー界を担う存在となった一方、かつての苦い経験から地道に役者への道を歩んでいる森脇。猿岩石を知らない世代が増えていくなかで、再ブレイクとなるのか。(ライター・黒崎さとし)

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