「どうやったら売れるんですか」って聞かれることもあるんですが、僕はいつも「わからない」って言っています。芸能人が100人いると、各々のパターンは違っていて、マニュアルは一つもないからです。お笑いは、ショーレースで決勝まで行ったら売れるとか、ちょっと昔だと「エンタの神様」に出たら売れるとか言われてますけど、売れないんですよ! そのルートに乗っても売れなかった人が圧倒的に多いのに、みんな売れた人のことしか覚えてないんですよ。そういうデータを冷静に分析できるかも、客観性という能力につながると思うんですよね。

 僕が芸人になるって言った時、うちの親は反対しました。47歳になって改めて思うのは「ろくな仕事じゃない」ってことです。もし自分に子どもがいたら、絶対に勧めません。毎月固定の給料ももらえない、ボーナスもない、来年どうするんだ?ってことがずっと続くんだから。憧れを持つのは自由だけど、かなり大変な世界だってことと、中には悪質な事務所もあるってことを知ってほしいと思います。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?