一つは国連のSDGsピンバッジ。さまざまな色が円を形作っている。もう一つは東京2020オリンピック、パラリンピックのバッジ。エンブレム入り。そして「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」のバッジ。これは安倍首相も議員バッジの下によく付けているが、それとは違うリボン型のもの。最後は2019ラグビーワールドカップの黒っぽいバッジだったが、最近はピンクリボンにとってかわられている。
この4つに、議員バッジ。合計5つ。多くてバラバラだが、うるささを感じさせない。スーツの下は襟なしVラインというのが彼女の定番だが、Vの頂点に「拉致救出」のリボンバッジを付けるなど、なかなかお上手なのだ。
さらに彼女は、ペンダントも必ずといっていいほど付けているし、共同募金の赤い羽根を付けているときもあった。これだけを、地味とばかりは言えないスーツに、全部付ける。稲田朋美さんもバッジを付けるが、こんなには付けない。
これと決めたら押し通し、自分のものとする。片山さんのそういう「力」を感じる。こういう調子で、東大も大蔵省も合格したんだろうなあ、と思う。
その力を片山さん、最近はもっぱら「二階派」や「赤坂自民亭」で発揮中だ。この調子で「口利き疑惑」も、やり過ごせると踏んでいるんだろうなあと思う。
あくまで推測だが。(矢部万紀子)