教育現場を混乱させた中国製タブレット 製造元は“ダンマリ”

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タブレット端末の不具合で迷惑するのは子どもたちだ(※イメージ写真)

タブレット端末の不具合で迷惑するのは子どもたちだ(※イメージ写真)

 教育の現場でタブレット端末を活用しようと試みている自治体が佐賀県にある。佐賀県武雄市は、市内の全小中学校でタブレット端末を活用した授業を展開している。小学校では2014年4月から、中学校では翌年4月から取り組みを開始した。児童や生徒にタブレットを貸し出して、学校で行われる授業のみならず、家庭学習に役立てる狙いだ。

 だが、革新的といえる試みも、タブレット端末の不具合が続出して危機的状況に陥っている。週刊朝日6月19日号によると、授業当日にタブレット端末が立ち上がらなかったり、ネットワークにうまく繋がらなかったりといったトラブルが続出して、教育現場が混乱していると報じた。

 具体的には、どんなトラブルが起こっているのか。武雄市教育委員会に聞くと、担当者からこんな答えが返ってきた。

「液晶画面の破損にくわえて、電源が急に入らなくなったり、何度も再起動がかかったり、ネットワークに接続できなかったりするなど、タブレット端末に初期不良が起こっています。小学校で起こった不具合率は約9%にのぼっています。この割合はちょっと多い数字だと思います。授業に少なからず支障は出ていますが、代替機も常に用意しているので、授業ができなくなるわけではありません。今では、教師も子どももタブレットの扱いにだいぶ慣れたので、問題も解消されてきました」

 約9%の不具合率…およそ1割のタブレット端末が使えないという数字だ。いったい、どんな使われ方をしているのか。

「端末のアプリを起動して、各学校のサーバーにデータを取りにいって、動かすことが多いです。これ以外にも、カメラ機能を使用して、写真を撮影しています」(前出の担当者)

 そんなに端末に負荷を与えるような使い方はしてないようだ。ネットワークに繋がらない症状は出ているが、リカバリーを行えば元に戻るという。

 武雄市によると、使われているタブレット端末は、小学校では7インチの「M716-PS」、中学校では10インチの「M1049S-PS」という製品だという。いずれも製造元は、中国製のIT製品を主に取り扱うメーカー「恵安」だ。これらの製品は、市販製品をベースにして、「武雄市専用モデル」としてカスタマイズしているという。


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