シングルタップの衝撃波で火星人を1カ所に集め(右)、ダブルタップのエアプレスで一気に退治する(株式会社プロディジ提供)
シングルタップの衝撃波で火星人を1カ所に集め(右)、ダブルタップのエアプレスで一気に退治する(株式会社プロディジ提供)

 日々の生活でたまっていくストレスは、どんなことで解消すればよいだろうか。遊びに出掛けたり、好きなことに没頭したりして、上手に解消できればよいが、そんな時間もないし、そこまでやる気も起きないという時もあるだろう。そんな時にぴったりの、ストレス発散に役立ちそうなスマートフォン(スマホ)のゲームアプリがある。

 ソフトウエアやシステム開発などを手掛ける株式会社プロディジ(東京都千代田区)が提供するアプリ「火星人襲来」は、画面上に次々と現れる「火星人」たちを、ひたすらスマホをタップして倒すというゲームだ。2010年10月にAndroid版(150円)がリリースされ、14年8月には、iPhone版(無料、アプリ内課金あり)が登場した。

 このゲームは、2039年、地球軍の兵器転送係で働く作業員の主人公が、ある惑星へ転送するはずのタコ型バイオ兵器(火星人)を、間違えて100年前(1939年)の地球に送ってしまうところから始まる。事態が発覚するのを恐れた主人公が、自分のクビをかけて火星人の収拾に乗り出す、というストーリーだ。

 遊び方は簡単で、画面上にうじゃうじゃと出現する火星人を、スマホをシングルタップして起こす「衝撃波」で一カ所に集めた後、ダブルタップで「エアプレス」という火星人を一気につぶす技を発動させ、倒していくというものだ。ひたすらスマホをタップして火星人を倒し続けるわけだが、集めて一気に蹴散らす爽快感がくせになりそうだ。

 ゲームモードは、「ENDLESS」と「MISSION」の2種類がある。「ENDRESS」は、無限に現れる火星人をひたすらつぶして得点を稼ぐ、「自分との戦い」のようなモードだ。ただし、画面上の火星人が120匹に達すると、ゲームオーバーになるという。「MISSION」は、制限時間内で目標数を倒すモードだ。3段階に分かれた難易度一つにつき15のミッションがあり、その段階の全てのミッションをクリアすると次の難易度に進める、というものだ。

 ミッションを進めていくと、火星人だけでなく、黄色いエイリアンや味方になってくれる爆弾キャラ、任務をかき乱す民間人が出現。さらに攻略が難しくなっていくという。

 スマホのシングルタップとダブルタップ、いわば単純作業の繰り返しだが、それゆえに無心にゲームに打ち込んでしまいそうだ。イライラした気持ちを切り替えたい時や、ちょっと一息つきたい時にうってつけかもしれない。ただし、やり過ぎて指を痛めないようにご用心。