「ハンドボール(男女)、サッカー(男)、ラグビー(男)、陸上競技(男女)、バレーボール(女)のいずれかの部に所属しながら、学習と部活を両立させるスポ専。マリンスポーツや実習やゴルフ実習、スケート実習などスポーツに関する授業が豊富です」(「洛北 京都府立洛北高等学校PTA会報 No.106」2020年2月28日)
洛北高校出身のオリンピック代表には、京都府立一中時代の原田正夫(1936年大会、陸上三段跳びで銀メダル)、洛北時代になって中田有紀(2004年大会、七種競技)、上田藍(08年、12年、16年大会、トライアスロン)がいた。
進学とスポーツとにコースを分けて、施設を充実させ、推薦入試の実施や優秀な指導者の招聘などにより双方に力を入れる。こうした学校運営、教育体制は、これまで私立高校が得意とするところだった。今後、公立高校も少子化対策として、洛北高校のように進学、スポーツ両面で実績をあげ、名門校を復活させる、あるいは新たに目指すようになるかもしれない。<文中敬称略>
(文/教育ジャーナリスト・小林哲夫)
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