中学受験において、最も悩むのが志望校選びです。多感な時期の6年間を過ごす学校は、じっくり選びたいもの。いろいろな情報がある中で指標となるデータのひとつが、各学校からの大学合格実績です。本稿では『カンペキ中学受験2026』(朝日新聞出版)から、難関国立大(東京大、京都大、東京工業大<現・東京科学大>、一橋大)に強い、首都圏の中高一貫校を紹介します。※外部配信先で表がご覧いただけない場合は、AERA with Kids+をご覧ください
【ランキング】東大・京大・一橋大・旧東工大の、首都圏中高一貫校「合格率」はこちら(全3ページ)難関国立大合格率が6割の筑駒、合格者数トップの開成
大学合格実績と言っても、さまざまなデータがある。その中で注目したいのが合格率だ。これは各校の卒業生数を勘案して、合格率(合格者数÷卒業生数×100)で算出する。合格者数だけでは、卒業生の多い学校が、どうしても上位にきてしまう。それが合格率順になると、合格者数順とは異なるランキングになる。
表1の「難関国立大」は、2024年の各中高一貫校からの東京大、京都大、東京工業大、一橋大の合格者数合計をもとに、合格率を算出したものだ。
聖光学院が躍進 女子は桜蔭、共学は渋渋
トップは筑波大附駒場(東京)の60・1%だ。合格者は東京大90人、京都大4人、東工大1人、一橋大3人で計98人。卒業生が163人と少なく、合格者のほとんどが東京大というのも特徴だ。
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