でもまぁ性教育とくくっているようでいて実は、裸を見る見ないよりも、相手の不快感や意思を尊重できる人になってほしいという思いでやっているところがあります。

 相手が嫌がることに配慮することができる人間であれば、同性・異性に関わらず性的な事柄を同意なくしてはいけないことも理解できるでしょうから。

 夏になればステテコいっちょで過ごす父親を横目に見ながら食事をするのが当たり前だった実家暮らしを思い返すと、それも慣らされてしまっただけで思春期の自分にとって決して快適ではなかったわけで。

 野球から帰った子どもたちをシャワーに送り出すと、お風呂場から顔だけ出して「おかーさーん!着替えドアの外に置いといてねー!」と叫ぶ声に教育の成果を感じる初夏なのでした。

成長が早い“しっかりもの”息子が、自信の鼻をポッキリ折られた保育園での出来事とは 3兄弟の母が考える生まれ月の差
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コミックエッセイスト tomekko

中2、小4、小1の男子3兄弟に夫とほぼ男子校な日々を送っている“ポンコツ母さん”。『AERA with Kids』の「脱・カンペキ親修行」では、鋭い観察眼で子育てや家族、夫婦、教育などについて連載中。Instagramでは13万以上のフォロワーに日々育児絵日記を投稿。インスタアカウント @tomekomet

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