3人男子の母でコミックエッセイストのtomekkoさんは、子育てをしながらいつも頭の隅に「性教育」があったといいます。家庭で女性はママひとり。子どもが自分の性を考え、まわりの人に不快感を与えないためにはどうすればいい? tomekko家で実践している性教育について綴りました。
そろそろ蒸し暑くなってきて学校ではプール授業が始まるし肌の露出も増えてくると、気になり出すのが子どもと性の問題。
ここ十数年で子どもへの性教育の必要性はかなり浸透し、たくさんの書籍も出て学校や施設の対応も変わってきたなぁと思いますが、実情として家庭に委ねられている部分も多いと思います。
もちろん私自身性教育は子に施すべき親の義務の一つと考えていて性教育の本も大人向け、子どもにも分かりやすいもの、いろいろ読みました。が、ひとくちに性教育と言っても正直範囲が広すぎてどこからどう手をつけたらいいものか、悩んじゃうんですよね。
ということで、今回はわが家がやっている性教育の土台づくりのような習慣をお話しします。
そもそも性教育ってどんなきっかけで始めるものなんでしょう?
えっと私はですね、以前長男が幼児だったころ、「お父さんとお母さんの見た目の違い」を聞いてみたとき、
「お母さんにはちんちんついてないねぇ。あとはおんなじ」
とシンプルに答えられ、似たような体型になってしまった両親に育てられると男女の体の特徴が間違ってインストールされてしまうのでは⁉と焦りを感じたのがきっかけですかね。すいません、ただの自虐です(えっヒゲは……?)。
とまぁ冗談はさておき、わが家が本格的に性教育を始めよう!と夫婦で決意したのはとあるネット記事がきっかけです。
ある30代の独身男性が、今でもお母さんと一緒にお風呂に入っている。家族仲はすこぶるよく、今でも兄弟でどちらがお母さんとお風呂に入るか毎日争っている。
……読んだ直後、衝撃で頭が真っ白になりました。
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