有利・不利を感じることもある子どもの生まれ月。「早生まれ」ではよその子の成長を横目に自己肯定感が下がってしまうこともありますが、「遅生まれ」にだって人知れず悩みを抱えることがあるのだとか。3人男子の母でコミックエッセイストのtomekkoさんが、早生まれの長男・次男と遅生まれの三男の育児について考えました。
新学期が始まってあっという間に半月。わが家は三男が小学生になり、生活リズムがガラリと変わりました。親も子も慣れない新生活に毎日あたふたとして、そろそろ疲れが出てくる頃ですね。
子どもが未就学児から小学生になる時って、おそらく人生で幾度も経験するライフステージ変化の中でも特に親子共々緊張と不安が大きい出来事なんじゃないかと思うんです。
でも大丈夫、なんてったって3人目ですから!(鼻息)毎朝の行き渋り、遅刻欠席まつりを乗り越えたと思ったらお友達トラブルに巻き込まれ学校で泣いたり家で荒れたり。そんなもんだよね、わが子だけでなく、同級生たちだってついこないだまで年長さんだったんだもの。母も覚悟はできてますよ。ドンと来い!
……と思ったら、兄たちがもれなく通った道を全然通る気配の無い三男(今のところ)に拍子抜け。
毎日早々と支度をして、兄を急かす勢いで「行ってきまーす!」
途中まで見送ろうとすると「自分で行けるからいい!」。下校途中まで迎えに行けば「もう! 1人で家まで帰れたのに! お母さんちょっと離れて歩いてよねっ」。学校でのことは聞かなくても自分から話してくれるし、初日から「友達できた!」と名前が出てくる。
あっ……れぇ〜……?
気合い入れて踏ん張っていた母、力が抜けちゃいますわ。
三男だけがしっかり者なのか? いやいや末っ子ならではの世渡り上手? そういえば兄たちと決定的に違うところがありました。
実は三男が5月生まれなのに対し、長男も次男も早生まれなのです。生まれ月なんて性格に関係あるのか?と言われそうですが、少なくとも幼児期に経験してきた集団生活での立ち位置とか成功体験って低学年のうちはかなり影響しているように感じます。
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