子どもが登場する作品は、母親になる前よりも深い理解を持って取り組めるようになった気がします。「STEP OUT」のように、家族が思い合う物語であると前向きな気持ちで取り組めますが、逆に子どもを傷つけてしまうような役のオファーを受けると、母親の気持ちも考えてしまう分、つらい気持ちにもなります。「STEP OUT」の撮影中は、若い役者さんたちの「前に進んでいきたい」という気持ちや心の変化が見えた時は、とてもうれしい気持ちになりました。
Q.夫婦で決めている “子育てルール”は?
「ルールにしよう」と明確に言葉にしているわけではありませんが、夫婦でよく話をしますし、「新しい遊びをしていたよ」「こんなことを言っていたよ」といったように、それぞれが目にした様子を共有することは多いです。そうした話を聞くと、「こうした側面を注意深く見てみよう」といった意識が自然と芽生えますし、自分には見えていなかった子どもの一面を知り、同じ視点を持てるようになるのがなんだかいいな、と思うことはありますね。
(取材・文:古谷ゆう子)
AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2025年 春号 [雑誌]
朝日新聞出版

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