③担任である自分が、学校を休んだり早退したりしても安心
 担任である私が風邪を引いたり、家族(小学生の息子や、保育園年中の娘)の風邪の看病をしたりするために急遽、仕事を休むことがあります。息子や娘が発熱し、お迎えのために早退することもあります。そんなことがあっても、前の日の放課後に連絡帳の内容を黒板に書いておけば問題や不安がなくなります。

④授業時間を削らなくていい
 学年や子どもの状況によって、子どもが連絡帳を書き写す時間は異なります。学年が低いほど連絡帳を書き写すことに時間がかかります。また、児童たちには「連絡帳は、自分が見返すだけでなく、お家の人や先生も見るから、丁寧に書くんだよ。自分だけでなく、お家の人や先生が読める字で書いてね」という指導をしています。そのため、1時間目が始まる前に書いておけば、授業中に連絡帳を書いて授業時間が短くなってしまうことがありません。

⑤学習モードへの切り替えのワンステップになる
 前日、夜遅くまでオンラインゲームやをして、しんどそうに登校する子どもが私が教師になった年よりも増えたと感じます。1時間目の授業が特にしんどそうです。
 登校後、まず黒板に書いていることを書き写すことで、家と学校の切り替えのきっかけになればと思い、朝に連絡帳を書くことを始めました。

⑥朝イチのコミュニケーションの機会になる
 朝、登校して連絡帳を書いた子どもたちは、担任である私に連絡帳を見せに来ます。そのときに一人ひとりと、「おはよう」「丁寧な字だね」「しんどそうだけど、朝ごはん食べた?」など声をかけたり、会話をしたりすることができます。

⑦保護者に返事を書く時間の余裕ができる
 連絡帳は保護者が書くこともあります。連絡や質問や相談や要望などさまざまです。朝イチで子どもが連絡帳を見せに来てくれると、保護者が連絡帳に何か書いてあった場合、早めに気づけます。早めに気づくほど、返事を書く時間をとれます。初任のころは、下校間際に気づいて、返事を書けなかったことがありました。(放課後、電話しました)

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