娘も自分の気持ちを言葉で伝えられるようになった4歳ころからはだいぶ感情のコントロールができるようになりましたが、それまでは本当に大変でした。
【マンガ】プレ保育の様子を描いた「ひきこも育児で生きられないッ」を読む(全6枚)
いったん第三者目線になると笑える
――とは言え、漫画の中ではかんしゃくを「ローリングぎゃんぎゃん」と表現するなど、ユーモアを交えて淡々と描いています。そういう気持ちの切り替えって、どうすればできるんでしょうか?
大変な状況も、見方を変えるとすごく滑稽に思えてくることってありますせんか? 例えば 「デパートの床で寝そべって暴れている娘と、それをなす術もなく見守る私」という状況も。
周りに人がたくさんいるデパートだから私は焦るしとても困るけど、いったん第三者目線で考えるとなんだかシュールだなって……(笑)。もし動画を撮っていて何年後かに娘とそれを見たらきっと2人で笑っていると思うんですよね。
また、大変な状況になった時は、もしここが月面で私と娘しかいなかったら……と考えたりします。そう思うとこのくらい何の問題もないし、気にすることじゃないな、って。ちょっと突飛な発想ではありますが、結局、私が娘のかんしゃくで悩むのは「周りの人からどう見られているか」が気になるから。その部分を抜きにして考えてみたら、こんなの大したことないって思えてくるんです。
【マンガ】とまちゃんの”ローリングぎゃんぎゃん”の様子を描いた「お友達なくしては生きられないッ」を読む(全5枚)
叱るのではなく「伝えたい」
――とまちゃんが小学生になってもうすぐ1年。学校生活はいかがですか?
毎日学校が嫌だと言いますが今のところなんとなく行けています。先日は図書室で「カビ」の図鑑を借りてきました。みかんに生えたカビとかいろいろ見せてくれたんですが、すごく気持ち悪かったです(笑)。うちの娘は、昔からそういうちょっと気持ち悪いものに興味を示しがちですね。最近、苦労しているのは、宿題。勉強がどうしても嫌といったわけではなさそうですが、YouTubeを見たいのに宿題をやらないといけない、という状況ではよくグズります。
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