大量の宿題を押しつけられてキャパシティーオーバーになり、成績が低迷してRISUにやってくる子どもがしばしばいます。

 詰め込みを強いられる勉強に自主性も何もありませんから、そんな子どもに学びのモチベーションはありません。その状態で何を学ばせても、知識の吸収率・定着率は芳しくありません。学校や塾の先生たちはよかれと思ってやっているのでしょうが、そんな学びで子どもの成績は決して上がりません。

 子ども自身がやりたいことを肯定し、自主性を伸び伸びと育ててあげるのは親の役目です。無理やりでも量をこなさせれば成績が上がるだろうと考えている親御さんは、今すぐ認識を改めてくださいね。

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今木智隆

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今木 智隆
今木 智隆

RISU Japan株式会社代表取締役。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザ行動調査・デジタルマーケティング領域専門特化型コンサルティングファームのビービット入社。金融・消費財・小売り流通領域クライアント等にコンサルティングサービスを提供し、2012年から同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japan株式会社を設立。 タブレットを利用した小学生の算数の学習教材「RISU算数」で、のべ30億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。

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