子どもが「英語を書くこと」に取り組む際、親も自分に合った英語を楽しめるといいですよね。日記や手帳で自分のことをつづってみませんか? 英語教材プロデューサーの有子山博美さん、シンガー・ソングライターのmahoさんに、親自身が英語を楽しみながら書くためのコツを聞きました。子育て・教育情報誌「AERA with Kids」(朝日新聞出版)からお届けします。 

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生きた単語が身につく 手帳&日記

 自分の予定や生活を英語で書き込む英語手帳は、忙しいママにぴったり。忘れかけていた単語がよみがえるだけでなく、使える言葉がどんどん広がります。初めて英語で手帳をつけるなら、予定の英語化から。meeting、もしくはmeeting at 10 amと時間を入れてもいいですね。冒頭に語彙リストがあるので、手にしたその日から「英語で手帳」の経験値が上がっていきます。

 もうちょっと頑張りたい方は、英語日記がいいかもしれません。少しハードルが高いと思われるかもしれませんが、文例がある日記フォームなら気軽に楽しめます。例えば、ママたちがよく使う単語にme time(自分だけの時間)があります。これ、my time ではないんですね。このように簡単だけど、学校では習わなかった自分にまつわる語彙を覚えるのも楽しいですね。

 自分のことを「書く」ことは、「話す」ことへの近道。ライティングなら、じっくり考える分、英語の正確性も身につくし、書くことで自信もつく。ぜひ自分の好きな方法で英語を楽しんでもらえればと思います。

 私は今、アウトプットの場を積極的に設けています。Instagramでは、読者のみなさんと英語でやり取りをしています。ママが英語を楽しんでいたら、お子さんはきっと、「ママってカッコいい!」と思ってくれるはずです。

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黒坂真由子
黒坂真由子

編集者・ライター。中央大学を卒業後、出版社勤務をへて、フリーランスに。主に教育や子育ての記事を執筆。絵本作家せなけいこ氏の編集担当も務める。日経ビジネス電子版にて「もっと教えて! 発達障害のリアル」を連載。著書に『発達障害大全』(日経BP)などがある

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