私は立派な人でもなんでもないんですが……。一つ言えるのは、人生を設計し直すことで人生が彩り豊かになって、すごく楽しくなりました。前職から今の仕事になって、自分を大切にする生き方に変わって、子育ても自分を犠牲にするのではなく、いかに楽しめるかという目標で日々を過ごしています。見渡せば子育て情報もたくさんあって、やれてないことがあると心配になるかもしれませんが、「わが家のカタチはこうだ」って決めてしまえばいいんです。

 もし自分らしく生きられてないなと思ったら、今の自分にかかっている制約が、一般論や年齢、肩書によるものなのか、違う考え方はないか、見つめ直してみるといいかもしれません。ゆったりとした自然の中に身を置くと、自分の心と向き合うことができますよ。

※前編〈前田有紀・元アナが語る、鎌倉での子育て 「家族旅行では夫婦で真剣に議論しテーマから決めています」〉から続く

(取材・文/大楽眞衣子)       

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大楽眞衣子
大楽眞衣子

ライター。全国紙記者を経てフリーランスに。地方で男子3人を育てながら培った保護者目線で、子育て、教育、女性の生き方をテーマに『AERA』など複数の媒体で執筆。共著に『知っておきたい超スマート社会を生き抜くための教育トレンド 親と子のギャップをうめる』(笠間書院、宮本さおり編著)がある。静岡県在住。

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