――すごい! 今もですか?

 今もそういう感じですね。実はそうなったきっかけが1つあって……。息子が小5くらいのときに、妻のお腹の中で娘が亡くなったんです。妻の命も危ないような感じで1カ月近く入院しました。その時期は息子を仕事場に連れて行って、ロケバスや劇場で待たせて。

 息子は状況を理解していたので、そのときにお母さんを助けなきゃ、みたいな気持ちが生まれて家族の絆が強くなったような気がしますね。僕らも子どもが元気でいてくれることは奇跡だという思いが強くなりました。だからこそ、望むものはすべて与えて、やりたいと言うことは一緒にやって。まじで息子中心ですね、うちは。

(構成/中寺暁子)

※後編<レイザーラモンRGに聞く子どもとの接し方 「息子がやりたいことを一緒にやって、好きなことを一緒に好きになってきただけ」>に続く

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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