プロレスラーとして輝かしい活躍を見せてきた小橋建太さん。引退後の現在は、小学4年生の娘さんと過ごす日々を大切にしながら、パパとしての新たなステージを楽しんでいます。過酷なトレーニングに耐え、幾度もの逆境を乗り越えてきた小橋さんから、娘さんに伝えたい「頑張る力」と「諦めない気持ち」とは——。※前編〈元プロレスラー・小橋建太が語る小4娘の子育て 「娘の運動会では応援係!」 “絶対王者”が見せる、パパの顔とは?〉から続く

MENU 娘は格闘技のセンスあり! でもプロレスラーにはなってほしくない 何をやるにしても、「頑張る力」を養うことが将来につながる  憧れのジャイアント馬場さんからは無視され続けた 「諦めない」ではなく「諦めたくない」と思えるくらい好きなこと

娘は格闘技のセンスあり! でもプロレスラーにはなってほしくない

――娘さんは小学4年生ですよね。習い事は何かしていますか?

  いまはピアノを習っています。けっこう歌がうまいですし、音楽の才能は妻(演歌歌手のみずき舞さん)譲りかもしれません。

 ――プロレスなどの格闘技やスポーツは?

 プロレスは絶対ダメ! けがが心配ですからね。僕自身のプロレス人生はけがとの戦いでもあり、いつも満身創痍でした。親としては、娘に同じ思いはさせたくはありません。もし、将来「プロレスがやりたい」といったら、賛成できないでしょうね。

  まぁ、幸いにもいまはプロレスには興味がないようなので、安心していますが……。

  ただ、空手などの武道はいいんじゃないかなと、思っています。姿勢もよくなりますし、精神面も鍛えられるうえ、護身術にもなります。あくまでも、本人が「やりたい」と言えばという話ですが、空手だったらいいかなと思います。

――小橋さん譲りで、格闘技の才能もあるかもしれませんね。

 実は、キックをやらせてみると、パーンってけっこうキレイに入るんです。パンチなんかも、「パパに向かって打ってみろ」っていうと、教えていないのにいいパンチを打つ。格闘センスは感じますね。

 もちろん、「パンチやキックをしていいのはパパにだけだからね。ママとかお友達にやったら絶対ダメだよ」とは伝えています(笑)。

  あくまでも本人次第ですが、スポーツでも音楽でも、勉強でも娘が本当に熱中できる“何か”を見つけてくれたらいいなと思っています。

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