今のお子さんの状況を見てあげて
矢萩:つまり個別塾は集団塾に比べ、塾の中で先生の力量の差があると思ったほうがいいです。だから、今目の前にいる先生はどうなのかな、というところを親子でちゃんと判断する必要があります。学生でもいいと思うんです。ただちゃんとプロフェッショナリズムを持って子どもを見てくれているかどうか。子どもでは判断できてない可能性もあるので、可能であれば授業見学をしたり、担当の先生に面談を申し込んだりするといいです。
安浪:ご相談の内容を改めてお答えするならば、この学校に向けてどのぐらいの勉強量が必要なんだろう、と考えるより、今お子さんが勉強をやっている状況をよく見てあげて、もし少し余裕がありそうならばもう少し負荷をかけて勉強をやってみるのか、もうこれ以上勉強はやりたくない、勉強以外のことをやりたい、という感じなのであれば、その範囲で手の届く志望校を選び出してみる、という方向がいいのかな、と思います。それが偏差値にとらわれない学校選びの一つの軸でもあります。
(構成/教育エディター・江口祐子)
著者 開く閉じる