■課題がたくさんあるときこそ、ひとつずつ!

 まず、勉強のこと。何から手をつけていいのかわからないとき、よしおは得意なことから始めるようにしていたよ。君がどんな方法で受験するのかわからないけど、よしおは私立文系だったから科目は国語と英語と社会の3つ。そのなかで得意な社会から勉強を始めるようにしていたんだ。得意なことのほうが、「自分はできる」っていう自信があるから向き合うのも苦じゃなくてね。社会の勉強をして気持ちにブーストをかけて、他の教科もがんばる、ってやり方だったかな。

 何をやればいいかわからないときこそ、一つひとつの課題をクリアにしてつぶしていくのがいいかも。やらなきゃいけないことはたしかにたくさんあるけど、すべては積み重ね。「一つひとつやっていこう」って心掛けられれば、「こんなにたくさんやらなきゃいけない!」って気持ちからも解放されると思うんだ。

 マラソンも、最初は「こんな距離走れるはずがない!」って思うんだけど、短い距離を重ねることで、長い距離が走れるようになる。勉強も、一つひとつの積み重ねが大切だと思うよ。

 それから、よしおは大学受験が初めての「自分で夢をかなえた」という経験だった。自分で入りたい大学を決めて、それに向かって勉強計画を立てて……目標に向かって何かをするっていう作業は、自分をコントロールする練習でもあったのかな、って思う。まあ、よしおは1年浪人して大学に入ってからも2年留年しているんだけどね(苦笑)。

■気晴らしは、勉強で使っていないところを動かす!

 おすすめする気晴らし方法でいえば、からだを動かすこと! 勉強はインプットする作業だから、休憩時間までインプットすることをしてしまうと、よしおの場合は脳みそがパンクしちゃうんだ。映画を見たり、本を読んだりするのがリフレッシュになる人もいると思うけど、休憩時間も頭を使うと疲れちゃうんだよね。

 いまはYouTubeに宅トレ動画がたくさん出ているから、手軽に勉強の合間に取り入れることができるよね。頭を休めるって意味ではお昼寝なんかもいいかも。他には、アロマをかいでみるとか、歌を歌ってみるとか。勉強するときに使っているところを休ませて、使っていないところ(筋肉や嗅覚)を刺激すると、リフレッシュになる気がするよ。

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