竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

「コンビニ百里の道をゆく」は、52歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

【写真】好評を得ている沖縄限定のPB商品がこちら

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 今年は沖縄県の本土復帰50周年ですね。私たちローソンにとっても今年は、1997年7月に沖縄県に初出店してから25周年という節目の年です。当初は全国展開している商品をそのまま沖縄のお店でも販売していました。転機は2009年、地元でスーパーマーケットを展開しているサンエー社と業務提携してローソン沖縄を設立、一緒に県内での店舗運営を始めたことでした。

 考えれば、沖縄県にはおいしいものがたくさんあり、わざわざ他県から持ち込まなくても地産地消型で商品が作れるし、お客様の大きなニーズもそこにあるわけです。13年からは共同開発商品を販売し、いまではローソン沖縄で取り扱っているプライベートブランド(PB)商品の8割ほどは、サンエー社のお店でも販売してもらっています。

 沖縄限定のPBは「タコライス」「沖縄そば」「うちなーポーク」「沖縄産あおさ」「沖縄ソーキ」など53商品。好評いただいている効果もあり、県内の店舗数は259店と増えました(5月末時点)。

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竹増貞信

竹増貞信

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

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