
「昨年の3月14日、よく行く喫茶店で、常連さんがマスターと『花粉症がひどくて、コロナ禍で肩身が狭いよね』と話しているのが聞こえたんです」
■花粉症かコロナか
すももさん自身、25歳から花粉症持ちだ。くしゃみを抑えようとしても抑えられないときがある。コロナ禍では「感染者と思われているかも」とストレスに感じることがあった。
「『私も花粉症です!』とつい話しかけてしまいました。私が画家だと言うと、『コロナじゃないとわかるマークがあれば安心する』という話になり、知り合いのデザイナーの協力も得て、1カ月後には『カフ~ん』が出来上がっていました」(すももさん)
(ライター・羽根田真智)
※AERA 2022年2月21日号より抜粋