田中圭「しんどいけど辞められない」「この道しかない」 アスリートとの間に見いだした共通点 (1/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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田中圭「しんどいけど辞められない」「この道しかない」 アスリートとの間に見いだした共通点

熊澤志保AERA
俳優 田中圭(撮影/写真部・張溢文)

俳優 田中圭(撮影/写真部・張溢文)

 田中圭が空を飛ぶ。映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」で演じるのは、長野冬季五輪で“主役”になれなかったベテランのスキージャンパーだ。実在のアスリートと自身の間に意外な共通点を見いだしたという。

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――1998年、20世紀最後の冬季五輪として開催された長野オリンピック。そのスキージャンプ団体戦で、原田雅彦や船木和喜ら日本代表は劇的な逆転優勝を果たした。当時13歳だった田中も、その様子をテレビで観ていた。

田中圭(以下、田中):長野冬季五輪のことははっきり覚えていますね。日本がスキージャンプで金メダルをとったこととか、優勝した後、原田さんが泣きながらインタビューに答えていたこととか、船木さんがめちゃくちゃ美しいジャンプをしたことも、印象に残っています。

 当時はジャンプの得点がどんな基準で採点されるのかわからなかったんですが、船木さんのジャンプだけは、子ども心に「めっちゃきれいだ!」って感動しましたね。

 だから、この映画のお話をいただいたときは、すぐに「ああ、あの長野の!」と思い出しました。あの逆転劇の裏側にこんなエピソードがあったと知って、とても驚きました。

■役作りはしなかった

――映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」は、長野五輪の大逆転劇の舞台裏に迫った、実話を基にした作品だ。田中が演じるのは、原田でも船木でもなく、オリンピックに出場することが叶わなかった“テストジャンパー”、西方仁也だ。

田中:西方は、1994年のリレハンメル冬季オリンピックに日本代表として出場、チームを牽引するも、原田のジャンプ失敗により、金メダルを逃してしまう。その後の長野冬季五輪では、まさかの代表落選。競技前に試験飛行を繰り返してジャンプ台の状態と安全を確かめる「テストジャンパー」として参加することになる。

――西方を演じるにあたって、田中は役作りは「特にしなかった」という。

田中:本を読んで、当時のオリンピックの映像や資料を見て、人物のバックボーンを頭の中に入れただけです。僕は、西方さんの“代弁者”になれればいいなと思ったので。それに、そもそもスキージャンパーは、役作りのしようがなく。付け焼き刃の練習で飛べるものではありませんから。


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