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ミクシィ会長「学生時代は起業のチャンス」 若い感性で新サービス生まれる可能性

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ミクシィ会長 笠原健治さん(45)/1997年、求人情報サイト「Find Job!」を開始、99年にイー・マーキュリー(現:ミクシィ)として法人化。2004年にSNS「mixi」、社長退任後の15年に家族向け写真・動画共有サービス「家族アルバム みてね」を立ち上げた。ミクシィの時価総額は、約2300憶円(3月17日現在)にのぼる(撮影/写真部・掛祥葉子)

ミクシィ会長 笠原健治さん(45)/1997年、求人情報サイト「Find Job!」を開始、99年にイー・マーキュリー(現:ミクシィ)として法人化。2004年にSNS「mixi」、社長退任後の15年に家族向け写真・動画共有サービス「家族アルバム みてね」を立ち上げた。ミクシィの時価総額は、約2300憶円(3月17日現在)にのぼる(撮影/写真部・掛祥葉子)

 大学在学中に起業した経営者は少なくない。ミクシィ会長の笠原健治さんもその一人だ。AERA 2021年3月29日号で、自身の起業した理由や学生で起業する利点などを語った。

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 東京大学在学中に求人情報サイトを立ち上げ、1999年に法人化。その後SNS「mixi」で一時代を築き、2013年に社長を退任。だが、「起業家」の火は今も燃え続けている。

「起業」を初めてイメージしたのは、大学2年生のころです。家の近くを歩いていて、フッと思い浮かんだ。特別なきっかけがあったわけではありません。将来何がしたいか考えながらも答えが見つからない、漠然とした不安でモヤモヤしていた時期でしたが、孫正義さんや澤田秀雄さんを取り上げた雑誌記事はよく見ていて、それが突然結びついたんだと思います。

■ネットに熱を感じる

 その後、経営戦略のゼミでITビジネスのケーススタディーやシリコンバレーの隆盛を学び、そのダイナミズムに魅了されました。マイクロソフトやアップルは、70年代にそれこそガレージ一つから始まっています。創業したのは当時の私と同じか、もっと若いような人。それが20年経って、時代を形づくる世界的な企業になった。当時はインターネットが文化やビジネスに影響を与え始めたころでした。70年代のパソコン産業と同じような「可能性」や「熱」をネットに感じました。

 最初に立ち上げたのは「Find Job!」という求人サイトです。大量の情報を瞬時に検索できるネットなら、従来の雑誌型求人メディアよりはるかに使えるものになると直感した。秋葉原にパソコンを買いに行くところからのスタートでしたが、情報ビジネスなら在庫を抱える必要がなく、学生の自分でもスタートできます。最初は電話営業など泥臭いこともやったけれど、半年くらいで成功事例が増えていき、軌道に乗りました。

 サービス開始は大学3年の11月。夏休みと秋休みで準備しました。仮に学生じゃなくても同じことをしたと思いたいけれど、実際にできたかはわかりません。学生時代は起業のチャンスです。儲けが出なくても気にならないし、失敗しても就職すればいいと力まずに始められた。長い休みも学生ならではです。


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