22卒就活 クラブハウスで自己PR練習する学生も オンライン化は「地味だけど優良企業」に追い風 (1/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

22卒就活 クラブハウスで自己PR練習する学生も オンライン化は「地味だけど優良企業」に追い風

石臥薫子AERA#受験
イラスト:石山好宏

イラスト:石山好宏

AERA 2021年3月8日号より

AERA 2021年3月8日号より

 2022卒の採用情報が解禁された。オンライン主体となり、周囲の動きが見えづらいなか、リードするのは積極的に情報を取りに行く学生だ。AERA 2021年3月8日号から。

【グラフを見る】22卒は本選考も内定出しも早期化?

*  *  *
 大手ナビサイトが一斉に採用情報を公開する3月1日。ここから会社説明会が始まり6月から選考解禁、というのが現行の就活ルールだ。しかし、2022卒の選考は例年以上に前倒しで進んでいる。就職情報大手のディスコの学生モニター調査(回答者1252人)によると、2月1日時点で「本選考を受けた」学生は60.3%。すでに「内定を得た」学生は13.5%と、現行の就活ルールになった17年以来、同時期で最高となった。

 コロナ禍による経済低迷で、再び就職氷河期になるのではないか──。22卒学生の間では、そんな懸念も広がっていた。しかし蓋を開けてみれば、業種による多少の差はあれ、総じて企業の採用意欲は高い。

 そんな中、存在感を増しているのがスカウトサービスだ。学生は、プロフィルやスキルなどを登録。企業はそれを閲覧し、会いたい学生に直接オファーを送ることができる。アイプラグが運営する「オファーボックス」の新規登録者は21卒が4年生の1月時点で14万人超なのに対し、22卒は3年生の同時期ですでに11万人超。利用する企業も現在7500社を超え、昨年同時期より2割以上増えている。

 22卒就活の特徴は、早期化とオンライン就活の定着だ。学生も企業も急遽オンライン対応に追われた21卒に対し、22卒の就活は最初からオンラインがスタンダード。合同セミナーやインターンシップ、これから本格化する会社説明会や選考もオンラインが主体だ。場合によっては最終面接まで一度も会社に行かず、自宅のパソコン前で完結するケースも少なくない。学生からは「移動がない分、1日に何社も説明会や面接を受けられるので効率的」「オンライン面接では熱意が伝わりにくいと心配したけど、慣れれば対面と大差ない」など歓迎する声も多い。

 一方で聞こえてくるのは、「周りの学生の動きが見えなくて不安」という悩みだ。明治学院大3年の男子学生はこうこぼす。


トップにもどる AERA記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい