現代ホスト界の帝王・ローランドは“逆境”先生 「やまない雨があるならその雨雲の上に行く」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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現代ホスト界の帝王・ローランドは“逆境”先生 「やまない雨があるならその雨雲の上に行く」

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実業家 ROLANDさん(28)/1992年生まれ。現代ホスト界の帝王と呼ばれる。現在閉業中のホストクラブの他に美容院、脱毛サロン、アパレル、高級フラワーブランドなど複数の会社・事業を展開(撮影/植田真紗美)

実業家 ROLANDさん(28)/1992年生まれ。現代ホスト界の帝王と呼ばれる。現在閉業中のホストクラブの他に美容院、脱毛サロン、アパレル、高級フラワーブランドなど複数の会社・事業を展開(撮影/植田真紗美)

現役ホスト時代、「稼いでいても不安はあった」。自分がなりたい道をつくると決めた(撮影/植田真紗美)

現役ホスト時代、「稼いでいても不安はあった」。自分がなりたい道をつくると決めた(撮影/植田真紗美)

「現代ホスト界の帝王」と称されるローランドさんは、コロナ禍に直面してきた、ホストクラブ閉店を決めた。逆境といえる状況にこそ、ポジティブな側面を探すのが彼のやり方だ。AERA 2020年11月16日号は「逆境マネジメント」を特集した。

【写真】ローランドさんの美しい横顔はこちら

*  *  *
――今年3月30日、小池百合子都知事が「夜の街は控えて」と発言した。以降、ローランドさん(28)が身を置く「夜の街」は、打撃を受け続けている。経営するホストクラブを緊急事態宣言前から休業し解除後に再開したが、7月に閉店を決めた。

ローランド:一時はマスクやパーテーションで営業していましたが、オーナーとしてスタッフに「頑張れよ」、お客さまに「来てよ」と自信を持って言えない状況がイヤだった。どこかに後ろめたさがあるのは健全ではない。だから閉めた。何が正解かはいまでもわからないから、自分が正しいと思うことをやっただけです。

 夜の街が叩かれて、ホストが悪者になっている時、店を閉めれば、ローランドの店はコンプライアンスを順守していると評判になって、世の中が平常に戻った時、プラスに作用するかもしれないという考えもありました。いまを耐えれば競合他社が減る、いまはテナントが空いているから事業拡大もできる、という視点も持ちましたね。

 客が来ない、メディアに叩かれてつらいとか言ってたらキリがないじゃないですか。

 みんな不安だと思いますけど、条件は一緒です。人がいない、感染が怖い、コロナ禍でできない理由は探さなくてもたくさん出てくる。そんなものを探さずに、この状況だからこそできることを探せばいい。常にポジティブな側面を探すのが、俺のやり方です。

――2年前、新宿・歌舞伎町の現役カリスマホストから、ホストクラブを経営する実業家に転身した。歯に衣を着せない発言がテレビ等で「名言」と脚光を浴び、昨年刊行した初の自著『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』は累計30万部超のベストセラーになった。

 1992年7月、東京に生まれた。幼い頃からサッカーにのめり込み、将来の夢はプロサッカー選手。中学でJリーグの下部組織に所属し、高校は特待生扱いでサッカーの名門校、帝京高校に入学した。目標は日本一を決める全国高等学校サッカー選手権で優勝することだったが、予選大会の決勝で敗退する。サッカーからきっぱりと足を洗い、大学に進学したが入学初日に退学した。

ローランド:このまま俺は大学に入って、卒業して、どこかの企業に就職して、いつか定年を迎えて、そして人生を終えていく。そんな人生はまっぴらごめんでした。先が見えない不安に比べたら、先が見えてしまう不安のほうがよっぽど怖いと思うんです。


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