帰省には「2週間前から自粛を」 コロナ禍の旅行のポイントを医師が解説 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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帰省には「2週間前から自粛を」 コロナ禍の旅行のポイントを医師が解説

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深澤友紀AERA#新型コロナウイルス
映画館「新宿バルト9」の入り口に設置されたサーモグラフィー(撮影/伊ケ崎忍)

映画館「新宿バルト9」の入り口に設置されたサーモグラフィー(撮影/伊ケ崎忍)

上映の合間には手すりなどを念入りに消毒している(撮影/伊ケ崎忍)

上映の合間には手すりなどを念入りに消毒している(撮影/伊ケ崎忍)

 新型コロナの影響で様相が一変する今年の夏休み。1日あたりの感染者数が過去最多になり、感染は心配だが、思い出も作ってあげたい。子どもたちが安全に夏を楽しむにはどうしたらいいのか。AERA 2020年8月3日号では、医師らに旅行などで気を付けるポイントを聞いた。

【写真】映画館では上映の合間に手すりなどを念入りに消毒している

*  *  *
 キッチンに貼ったカレンダーを見るたび、ため息が出る。

「今年の夏休み、どう過ごしたらいいんだろう……」

 千葉県内に住む会社員の女性(40)には小学生の子どもが2人いる。3月初旬から6月中旬まで新型コロナウイルスの影響でほぼ巣ごもり。遊びたい盛りの長女と長男に、「夏休みにはどこかに遊びに行こう」と伝え、外出自粛に耐えていたが、旅行の計画を立てようとした矢先に、再び感染者が増加。今年は長期休校の影響で夏休みは16日間と短い。その間、ずっと家で過ごすのはかわいそうな気がするが、旅行やプールなどに行っていいのか迷う。女性は言う。

「今年は校外学習や運動会をはじめ、学校行事も軒並み中止が決まりました。学校がようやく再開したら授業が詰め込まれ、ずっと我慢を強いられている子どもたちに、少しでも夏の思い出を作ってあげたい。感染者数も過去最多になる中、子どもたちが安全に夏を楽しむにはどうしたらいいのでしょうか」

 感染症が専門の高山義浩医師(沖縄県立中部病院)はこう指摘する。

「国内で2万5千人を超える感染者が確認されている中で、小児の重症例はほとんど報告されていません。ただ恐れて自粛で引きこもらせるのではなく、子どもたちが成長する機会とのバランスを考えることも必要ではないでしょうか」

 子どもの感染予防には、できるだけ人ごみを避け、外出時には手洗いを心掛けるなどの感染症対策を確実に行う。旅行については密を避けたアウトドア中心のプランを勧める。一方で、高山医師は「高齢者にとっては非常に危険なウイルス」と指摘し、子どもが高齢者に会って感染させるリスクを懸念する。


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