「エンタメは今後も当たり前に続くわけではない」とYOSHIKI コロナで揺らぐあり方 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「エンタメは今後も当たり前に続くわけではない」とYOSHIKI コロナで揺らぐあり方

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YOSHIKIさん/作詞家、作曲家、「X JAPAN」リーダーとしてピアノ、ドラムを担当。これまでに天皇陛下御即位十年記念式典の奉祝曲や、米ゴールデングローブ賞公式テーマ曲を手掛けるなどグローバルに活動。現在、YOSHIKIの顔写真を採用した「楽天カードYOSHIKIデザイン」が好評入会受け付け中

YOSHIKIさん/作詞家、作曲家、「X JAPAN」リーダーとしてピアノ、ドラムを担当。これまでに天皇陛下御即位十年記念式典の奉祝曲や、米ゴールデングローブ賞公式テーマ曲を手掛けるなどグローバルに活動。現在、YOSHIKIの顔写真を採用した「楽天カードYOSHIKIデザイン」が好評入会受け付け中

 エンターテインメント界が新型コロナウイルスにより、甚大な被害を被っている。X JAPANのYOSHIKIさんは、当たり前に続く認識を改める重要性を指摘する。AERA 2020年5月4日-11日号から。

【写真】あまりにも美しい… 蜷川実花が撮ったYOSHIKIさん

*  *  *
 9.11同時多発テロがあったころ、ニューヨークにコンドミニアムを持っていたんです。マンハッタンの高層ビルの39階にあったのですが、当時はそのような惨事が起きたことがあって、その場に行くのを躊躇するようになってしまいました。

 9.11は世の中のセキュリティー意識を劇的に変えました。でもそれは米国で起こったこと。今回の新型コロナは全世界レベルです。比べることではないのかもしれませんが、あえて言うならば、9.11の比ではない変化が訪れてもおかしくはないと思います。

 たとえば、これからはどんな場所であろうと「密集すること」に抵抗感が生まれる可能性があると思う。「人と同じものに触れる」ことも避けるようになるはずです。

 いまニューヨークや東京のような大都市には人々が密集して生活しています。だけど今回のことで、リモートワークでも仕事は成り立つということがある種証明された。じゃあ会社に行くのは週に1回でいいかもしれない、となった場合に、果たしてみんなが都会に密集して生活する意味はあるだろうか。

 そう考えると、エンターテインメントの世界も変わる可能性が強い。映画館やコンサート会場で、あの距離感でみんなが集まる世界にまた戻るのかといったら、僕はそうはならない可能性もあると思う。

 もちろん、エンターテインメントはいつの時代でも必要なものだと思います。変わるのは、そのあり方です。いままで当たり前のようにやってきたことが、今後も当たり前に続くわけではない。まず、世界がどのように変わるかを考えたうえで、グローバルな視点でエンターテインメントが存在するポジションを見極めていく必要があると思っています。もちろん、自分としてもできる限り、いま現在苦しんでいるライブハウスを含めた業界の方々に支援を行いたいと思っていますが、時代が変わるということを自分も含めて再認識しなければならないと思います。


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