ここは好みが別れるところですが、タラバガニの方が脚も太く、身もしっかりしていて食べ応えがあります。一方のズワイガニは、身はタラバガニに比べると細いですが、その分、味が濃く繊細だと思います。

 おなか一杯カニを堪能したいときにはタラバガニを、カニ本来の繊細な甘みを楽しみたいときにはズワイガニということでしょうか。

 ただ、一般的にタラバガニのカニみそは食べないので、筆者的にはズワイガニ派ですね。

 11月6日からは、最大の漁場である日本海でのズワイガニ漁が解禁となり、いよいよカニのシーズンが始まります。

 他の魚と同じく、近年は価格の上昇を続けてきているズワイガニですが、今年は中国での需要減少もあり、20%程度価格が下がっているようです。

 くら寿司でも、カニのシーズンインに合わせて、11月8日から本ズワイガニのフェアを開始します。例年、冬には人気上位に入る商品ですので、いち早く冬の味覚を堪能しにご来店ください。

AERAオンライン限定記事

◯岡本浩之(おかもと・ひろゆき)
1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当

著者プロフィールを見る
岡本浩之

岡本浩之

おかもと・ひろゆき/1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当、2021年1月から取締役 広報宣伝IR本部 本部長。

岡本浩之の記事一覧はこちら