厚労省424病院「実名公表」の深刻な余波 地方の医師不足に拍車「採用辞退」も (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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厚労省424病院「実名公表」の深刻な余波 地方の医師不足に拍車「採用辞退」も

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厚労省は診療実績が乏しいなどとして、424病院に再編の検討を求めた。が、その中には国立病院機構の30病院が含まれていた(撮影/写真部・松永卓也)

厚労省は診療実績が乏しいなどとして、424病院に再編の検討を求めた。が、その中には国立病院機構の30病院が含まれていた(撮影/写真部・松永卓也)

国立病院機構経常収支(AERA 2019年11月4日号より)

国立病院機構経常収支(AERA 2019年11月4日号より)

 厚労省の指針に強制力はないが、ある地方医療関係者はこう明かした。

「実名が公表された病院のなかには、採用がほぼ決まっていた医師が、公表を受けて辞退したケースもあると聞いています」

 地域の実情を勘案せず、基準としたデータ自体に疑問の声もあがっている。神奈川県の三浦市立病院は、救急以外の項目で診療実績が少ないと判断され、リストには病院が報告した17年度の病床稼働率68%が補足された。佐藤安志事務局長(57)はこう語る。

「ここ10年、ベッドは埋まっています。病床稼働率は平均80%以上で、17年4~6月に一時落ち込んだ結果が反映された。一時的なデータで一方的に判断され、心外。これ以上どうすればいいのか」

AERA 2019年11月4日号より抜粋


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