中心にいるタイプではないので、絵を見るときも、立ち位置として自分に似た、孤独で脇役的なものを探します。コミュニケーションは苦手で、得意分野以外の話は聞かず、人に何か相談をするときにはすでに自分の中で「決定」した後という特徴があります。職人気質とも言えます。

【円滑なコミュニケーションとは?】

 2019年は、敵と味方が分かれやすく、対立が起きやすいです。その理由は各自が「ルールの見直し」をしているから。コミュニケーションにおいて注意しないといけないのは、王道ですが「相手のことを考えること」です。

 相手のことを考えるって、結構難しくて、思春期の娘と父親みたいになりがち。「学校どうだ、勉強してんのか」って。これはどちらかと言うと脅迫です。会社でも昭和的なコミュニケーションはもはや通じなくなっています。「みんなで腹割って話し合おう」とか、ガス抜きでカラオケに連れていくとかも違う。これをやっておけばOKというマニュアルや正解がないのが、令和の時代のコミュニケーションでしょう。

 大事なのは、相手が苦しんでいないかを確認すること。「私やりすぎてない?」って確認するだけでいいんです。

 リーダータイプは、コミュニケーションの達人。日常の口喧嘩でも会社の会議でも、戦い慣れしています。だからこそ、今年は「名司会者」を目指してほしいですね。発言していない人に話を振ったり、「あなたの意見がすごく刺さりました」って持ち上げたり。その場所でのヒーローを作るというと大袈裟だけど、それってこのタイプにしかできない素晴らしいことです。

 組織人タイプはコミュニケーションにおいて、空想上のカメラを意識して、ドキュメンタリーを撮っていると思ってほしい。組織人の人たちがコミュニケーションで気にするのが「これを言ってどう思われるか」。電話するのにもビクビクするので、人の顔色を気にすると何も喋れなくなっちゃう。ドキュメンタリーを撮ってると思うと、いい意味で演技がかれる。「シーン15、○○さんに電話します」というのを自分でやっちゃうこと。

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