【THE YELLOW MONKEY】吉井和哉:ボーカル、ギター。愛称「ロビン」 1966年10月8日 東京都生まれ/菊地英昭:ギター。愛称「エマ」 1964年12月7日 東京都生まれ/廣瀬洋一:ベース。愛称「ヒーセ」 1963年4月19日 東京都生まれ/菊地英二:ドラムス。愛称「アニー」 1967年6月6日 東京都生まれ(撮影/Mikio Ariga)
【THE YELLOW MONKEY】吉井和哉:ボーカル、ギター。愛称「ロビン」 1966年10月8日 東京都生まれ/菊地英昭:ギター。愛称「エマ」 1964年12月7日 東京都生まれ/廣瀬洋一:ベース。愛称「ヒーセ」 1963年4月19日 東京都生まれ/菊地英二:ドラムス。愛称「アニー」 1967年6月6日 東京都生まれ(撮影/Mikio Ariga)
AERA 2019年8月17日売り表紙に登場したTHE YELLOW MONKEY
AERA 2019年8月17日売り表紙に登場したTHE YELLOW MONKEY

 衝撃的な再集結発表から3年。19年ぶりの最新アルバムと全国ツアーもファンを熱狂させているTHE YELLOW MONKEYがAERAに登場。再集結後の活動やバンドにかける想いを語った。

【写真】AERAの表紙に登場したTHE YELLOW MONKEY

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 2016年1月8日に再集結を発表。結成30周年を迎える今年、19年ぶりのオリジナルアルバム「9999」をリリース。全国アリーナツアーを続行中だ。

 7月7日、さいたまスーパーアリーナで、吉井和哉は、観客にこう語りかけた。

「バンドって、おもしろいですね」「もう解散しません!」

 再集結から、3年をかけて「今のイエローモンキー」を作り上げてきた。「9999」の世界最速先行試聴会では、アルバム全曲を演奏するというサプライズ。現行ツアーでは四つのセットリストを演奏する。

「アルバムのレビューを見ると、ある意味新しいという声が多かった。それが伝わったのはうれしかったですね」(ヒーセ)

 なぜ、挑戦を続けるのか。

「一度解散したバンドで、別のバンドをやりましょうって再集結したわけだから、今までのことをもう一回やる必要はないと、ある日思ったんですよ」(吉井)

 先日、12月28日からスタートする東名阪のドームツアーも発表された。

 2001年、東京ドームでのライブを最後に活動休止した。以来、彼らにとってもファンにとっても、「東京ドームは悲しい思い出の場所」だったという。

「年月やアルバムにとらわれない、集大成的なことが表現できると思っています」(エマ)

「ドームは色々な人が見に来てくれるところだからね」(アニー)

「ホームランを打ちたいよね。アリーナ、球場、色々な会場でライブを経験し、掴んだつもりでやってきたけど、ドームにはその感覚が全然ないんです。だから、1本目のドームだと思っています。東京ドームで見たローリング・ストーンズもデヴィッド・ボウイも、ドームが小さく感じた。ドームは心技体が伴ってないとできないんです。今度こそ完全に、手中に収めたい」(吉井)

(ライター・松永良平)

AERA 2019年8月26日号