アマプラ、dTV、Hulu、DAZN…動画配信「第2の波」、各社の生き残り戦略とは (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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アマプラ、dTV、Hulu、DAZN…動画配信「第2の波」、各社の生き残り戦略とは

小柳暁子AERA
Amazon Prime Video/アマゾンジャパン プライム・ビデオ コンテンツ事業本部長の児玉隆志さん。プライム会員になると会員特典対象の動画が見放題になる(撮影/写真部・小黒冴夏)

Amazon Prime Video/アマゾンジャパン プライム・ビデオ コンテンツ事業本部長の児玉隆志さん。プライム会員になると会員特典対象の動画が見放題になる(撮影/写真部・小黒冴夏)

「映画、ドラマ、アニメに加え、音楽やスポーツのライブ配信を取り入れていけば、300万弱の契約数のWOWOWの領域に到達できます」

 フールーは、安室奈美恵のラストライブを独占配信し会員数を伸ばした。社長の於保浩之さん(57)はこう語る。

「私たちの優位性は、放送局資本の配信事業者であること。日本テレビや系列局との連動企画ができる。地方でしか見られないローカル番組をフールーのリアルタイム配信で全国に流せる。ここを生かしていく施策をずっとやっています」

 日本テレビの日曜ドラマとの連動はその典型で、ドラマ本編の他にスピンオフのオリジナルストーリーも配信している。地上波が強い日本市場においては、民放からのコンテンツ供給は強みだ。

 地上波ドラマの最終回の続きをフールーで配信すると告知して視聴者から厳しい意見が殺到するといった苦い経験もあった。が、いまはそれこそが教訓。地上波でドラマは完結させ、プラスアルファをフールーで配信する形にし、地上波と相乗効果を生んでいる。
通信系としての強み

 NTTドコモの携帯電話のプランとセットでユーザー数を増やしてきた歴史があるdTV。09年5月にサービスを開始した前身のBeeTVから数えると、10年の歴史を持つ。

 NTTドコモコンシューマビジネス推進部デジタルコンテンツサービス担当部長の山脇晋治さん(47)は、群雄割拠の動画配信市場を、こう捉えている。

「プレイヤーが増えるということはライバルが増える側面もありますが、市場が活性化する側面もあります」

 オリジナルコンテンツでの真っ向勝負というより、ドコモショップに来る若者からシニア層までの幅広い年齢層に対応した安価でバランスのよい編成を心がける。これこそが通信系としてのユーザー拡大の強みだ。

 18年1月には、CSなどの専門チャンネルを見ることができる「dTVチャンネル」を開始。「釣りやパチンコ、麻雀といった通常のVOD(ビデオ・オン・デマンド)では取り扱っていないコンテンツもある。コンテンツの充実と共に、見逃し配信や通知など、ライフスタイルに合わせて機能面も改善していきたいと思っています」


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