●七つのアドバイス


(1)朝起きたら水を一気飲み
水は胃を刺激し活性化させる。同時に水で胃が下がり、腸の運動を促す
(2)毎朝体重を量る
今の体重を意識することができ、基準とする体重より重いか、軽いかで、その日の食事の量をコントロールできる
(3)野菜など食物繊維があるものから食す
ベジファーストで血糖値の上昇を抑える。汁物や大豆製品でもよい
(4)5階までは階段を上がる
適度な負荷がある階段は、有酸素運動として最適。ジムに行かずとも、日常生活のなかでトレーニングができる
(5)目標の体重になるためには一度集中する
期間を区切ることでモチベーションを保て、結果につながりやすい。ただし、リバウンドには注意が必要
(6)夕食は軽めに。とくに具だくさんの味噌汁はおすすめ
味噌は整腸効果が期待でき、栄養価が高いスーパーフード。そこに野菜などの具材を多く取り入れるとなお良い
(7)夕食は21時までに済ませる
寝ている間に蓄積される脂肪を少なくできる。できれば遅くとも寝る3時間前までに夕食を済ませるのがいい

 それほど大変ではないような気がする。これだけで結果を出せるのか心配になるほどだ。とりあえずは明日からのダイエットに備え、病院帰りにラーメンを食べて帰った。

 ダイエット1日目、朝起きてまず水を飲む。水を飲むことで胃が刺激されて下がり、腸の活動が促されるらしい。これまで朝食を食べる習慣はなかったが、「バナナ1本でもいいので朝食を食べること」(小林医師)と言われ、朝食をとることに。腸内環境を整える食べものを取り入れるとさらにいいということで、ヨーグルトにハチミツをかけ、食物繊維が豊富なシリアルをプラスした。これにときどきバナナというのが、朝食の定番となった。

 この日の昼はコンビニのサンドイッチで済ませたが、夜はしっかり自炊。豆腐のステーキ、トマトサラダ、納豆だ。ベジファーストを実践するため、サラダから食べる。タンパク質もたっぷり、納豆もついて腸内環境対策も万全だ。ただ、仕事から帰ってきて作ったため、21時過ぎの夕食となってしまった。

 家に帰り、くつろいでいるとアルコールがほしくなる。それまではほぼ毎日、500ミリリットルのビール2缶とチューハイ1缶を飲むことを日課としていた。つまみにはコンビニのから揚げやサラダ。おなかいっぱいのほろ酔い気分で寝るのは至福の時間だった。

 だが、やるからには結果を出したい。酒は適量なら問題ないともいうが、アルコールで食が進むのはたしか。この2週間は我慢しよう。代わりに内臓脂肪を減らす成分を含むというノンアルコールビールを飲む。それなりに満足できるから不思議だ。

次のページ