「つらい時こそ優しい物語を」 岡田惠和と峯田和伸が語る、映画と歌 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「つらい時こそ優しい物語を」 岡田惠和と峯田和伸が語る、映画と歌

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ちょっと年の離れた仲良し兄弟のような峯田和伸さん(左)と岡田惠和さん。撮影中も音楽の話で盛り上がっていた(撮影/写真部・小山幸佑)

ちょっと年の離れた仲良し兄弟のような峯田和伸さん(左)と岡田惠和さん。撮影中も音楽の話で盛り上がっていた(撮影/写真部・小山幸佑)

映画「いちごの唄」(菅原伸太郎監督)は7月5日(金)から新宿ピカデリーほか全国ロードショー[配給:ファントム・フィルム (c)2019「いちごの唄」製作委員会]

映画「いちごの唄」(菅原伸太郎監督)は7月5日(金)から新宿ピカデリーほか全国ロードショー[配給:ファントム・フィルム (c)2019「いちごの唄」製作委員会]

岡田:そうなんだ。

峯田:僕、そういう時泣いたりしないんですよね、あんまり。その代わりに思ってることとか、見えた風景とか、それを曲にする。曲ってなぜかそういう状態になった時に書けるんです。満たされてる時はあんまり気持ちが向かわない。

岡田:それは生きづらいね(笑)。幸せになっちゃダメなんだ。

峯田:不思議なんですよね。しかも自分がしんどい時に作った曲に限ってポップだったり優しい曲だったりする。優しくしてほしいからそういう曲作るんでしょうね。なかにはその時のことを思い出して、しんどくて歌えない曲もあります。例えば「佳代」。あれは当時付き合ってた彼女の名前で、もう歌えないです。物理的に本人からクレームくるんで(笑)。勝手に美化しちゃってさあ! って。

岡田:わかる気がする。僕も自分がつらい時のほうが、物語が優しくなる気がします。それにここ5年くらいは毎回「これが最後かも」「遺作かも」って思いながら作ってるんですよ。

峯田:「ひよっこ」の後半もキツそうでしたね。ギリギリまで台本があがらなくて。

岡田:息子に「このレコードは高い値が付くから、売る時気をつけるように」って形見分けのようなことをしたら「勘弁してください」って言われた(笑)。

(フリーランス記者・中村千晶)

AERA 2019年7月8日号より抜粋


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